暇過ぎて種々の雑誌を立ち読みしていた所こんな台詞を思い出した。「女性達の教典(愛読ファッション誌)の違いは時として巨人ファンと阪神ファンくらいの相成れなさを生むものである」
目にしたのは漫画の中だったんですが正に!と思いました。日本程女性のファッションのカテゴライズがハッキリしてしているのも珍しいと私、常に感じていました。俗に言う「ギャル系」「裏原系」を始め、一昔前なら「お嬢系」とか。そもそも外国の女性達のオシャレのベクトルというのは「大人っぽい」という方向にハッキリと向かっている気がする。かのヴィヴィアンウエストウッドも「女性が背伸びをしている姿というのはとてもセクシーである」とおっしゃってる。けれど日本と言う国にはロリータという独特のファッションスタイルが生まれたり(ゴシックの起源はヨーロッパにあるけれど)、大人っぽくなるというベクトルの他に、「かわいらしくあれ」という思想が強く残っている。あとは近代文化が外国の手によって外から注入されたとか色々。。。この方向性の多様さが、ファッションスタイルの多様さの原因になってると思うわけです。そんで、私、本屋でまずJJを開いてみました。(因に私は客観的に見るとJJとは全く逆に位置するファッションだと思います。)一時期の女子大生ブームは過ぎたものの、やっぱりJJガールというのは男性の目には輝いて見えるのでしょうな。わかるよ!コンサバ=保守的=やたら自分の個性を主張したり先鋭的な思想を振りまかない可愛い女の子 という図が見えるよ!コンサバJJ的な女の子はモテる!男受けがいい!それは非常に納得。サブカルに疎いというか興味がないという姿勢も好感度が高いと思われる。やたらそっち方面に詳しくて(詳しいのは結構だけど)選民意識丸出しの人よりはかわいらしい。続いてその対極に位置してそうなzipperを開いてみる。お、おもしれえ〜。読モ全員モテ無視!その潔い姿勢はもはや感動ものです。しかも流行っている旬なアイテムというのはどちらも一緒。ポンチョとか、ウエスタンブーツとか。なのにここまで着こなしが違うとは。私が僭越ながら思うのは、流行の発信はモードの世界からである。コンサバ系よりも、やはり新しいスタイルっていうのはモード系の女の子達の方が取り入れても無理がない気がする。JJに載ってる小奇麗な女子大生がニットポンチョをこぞって羽織ってるのはちょっと彼女達が目指すエレガントさとは違う気がするんだよなあ。その代わりやはり一般的に見てCUTIEッ娘がJJガ−ルより男受けが良くなることはないのだと思う。一般的にね。私の男友達はどちらかというとヒールをカツカツ言わせてる女の子よりスニーカーを履いてるカジュアルな女の子が好きという意見が殆どなのであるが、これをお兄系と言われる男性達に聞いたらまったく逆だろうとは思う。だから男女間において、スタイルというのは一応需要と供給がバランス取れてるんですね。ギャルはギャル男が好き。コンサバは綺麗目な男が好き。服飾専門に通ってるような子はモードな男が好き。そんな感じに。